こんにちは、きど歯科です。

 

本日はシリーズ企画?素朴な疑問にお答えしていきたいと思います。

『噛むと耳が痛む』について記述していきたいと思います。

 

まず、耳。口に近い組織です。行くのは耳鼻科?噛むと痛くなるから歯医者?どちらでしょう?

 

答えは両方です。歯医者は耳の診断はできない。耳鼻科はお口の診断は難しい。よって両者の診断の総合が必要です。

 

耳鼻科で耳に炎症等、痛くなる要素が見当たらない場合は、歯科の可能性が高くなります。

 

では、歯科領域で耳が痛くなることが果たしてあるのか?が問題です。口とは遠いですが、耳に最も近いのは顎の関節です。そこがあたかも耳が痛いかのような感覚になってしまいます。

 

では何が問題で痛みが出るのかです。

①噛み合わせが低くなり顎が後ろに下がる

噛み合わせが下がる要素は多々ありまして、その分解は今回は割愛します。顎が下がると関節が外耳道を圧迫して痛むのです。

※)このような場合は、耳鳴りや難聴、目眩などを呈することもあります。耳鼻科の先生とよく相談する必要があります。まれに噛み合わせの治療によって完治ではなく改善する場合もあります。

②筋肉の使いすぎ

これは噛み癖と関わります。噛む筋肉を使用しすぎると、いわゆる筋肉痛が発生します。場所はエラの裏側にある筋肉です。ここが疲労することによって痛みます。

原因は様々。ガムを噛んでいたり、仕事上のストレスがかかりやすいなど様々です。

 

対処は、筋肉のマッサージ、マウスピースによる噛み合わせ治療が主だったものになります。

 

これは診断が非常に難しく、歯科でこの診断ができないと、耳鼻科でも結局分からないとなって患者さんは路頭に迷ってしまいます。最悪なのは、どこに行っても症状を理解してもらえなくて精神的な問題にされてしまうパターンです。

 

余計におかしくなり、収集が付かなくなります。よって、初期の診断がとても重要と考えます。

 

もしお困りの際にはきど歯科をご用命ください。

 

きど歯科