こんにちは、きど歯科です。

 

前回は『噛むと痛い』についてお話しました。

 

今回は『神経が死んでいるのに痛む』についてです。

 

そうですよね?神経が死んでいると凍みたりしなくなります。レントゲンを撮っても影もない。あってもわずか。これで果たして痛みの原因になるのか…?!

 

そう悩んで様子をみましょうと言われて転院される患者さんはきど歯科には多くいます。

 

このケースに関しては多くの可能性を絞り込んでいく必要があります。

 

歯科医学は西洋医学です。ですので、原因を除去すればほぼ解決する学問です。

 

このようなケースで挙げられる可能性は

①噛みすぎ

神経が死んでも外のクッション(歯根膜)に炎症が起きれば痛くなります。

 

②根っこの先端が膿んでいる

先端に炎症があるので痛みます。

 

③歯が割れている

神経を取って長年使用していると、歯に栄養が行かなくなるので、歯が枯れていくことで割れてしまいます。割れたとことにばい菌が住みついて炎症を起こし、痛みます。

 

④歯茎が腫れている

神経を取っても周りの歯茎には神経が通っています。炎症が起きれば、虫歯でもないのに凍みたりします。これは本当に虫歯と間違われます。

※)虫歯が進行して(ばい菌増える)周りの歯茎が腫れても同じことが起きます。つまり、神経を取っていれば、虫歯は痛みを感じません。が、虫歯で細菌数が増えると歯茎が結果、腫れてしまうのです。

 

⑤被せ物が合っていない、もしくは合わなくなってきている。

歯医者に行って歯型をとると何が出来てきますか?そうです、銀歯です。金属は変形します。すると縁からばい菌が入って虫歯になったり、歯茎が腫れます。
⇒結果、歯茎が腫れるのです。

 

そう、歯茎の診断はとても大事です。歯医者に行って歯切れの悪い説明がなされたことはありませんか?診断がはっきりしないことには治療に進むことができません。もし、お悩みの際にはきど歯科をご用命ください。

 

明日は、『噛むと耳が痛い』についてお話します。

 

 

きど歯科