歯の痛みの要素
みなさん、こんにちは! 刈谷市からも通いやすい、安城市の歯科医院 きど歯科の院長・木戸亮太です。
今回は、以前にもお話した噛み癖に関してのお話をしていきたいと思います。
最近、きど歯科に来院される患者さんの多くに、噛み癖由来の痛みが多くあります。
数学的なものではないですが、『痛み=炎症+力』という数式を説明しています。
①炎症
歯周病で歯茎に炎症が起きたり、根っこの先が膿んでいる場合のことを言います。
②力
噛む癖、歯ぎしり、食いしばりなど、力が集中しやすいことを言います。
これらが重なると痛みとして現れやすいのです。『歯が痛い=虫歯』という概念は明らかに穴が空いている虫歯にしか現れにくいと考えます。
穴が空いていても痛みは軽度、もしくはほとんど痛まないことが多いのです。他院でレントゲンを撮ってもむし歯がなく、様子を見ましょうとい言われたけど、やっぱり痛くてきど歯科を受診されるケースをよく見かけます。
実は虫歯で痛む場合は、温度差(冷水痛、温熱痛)によるものや甘いもので痛む(甘味痛)場合しかないので、『噛むと痛い』といったケースは実は起きないのです。例外として、歯と歯の間に穴が空いていて、そこに食べかすが挟まりすぎて歯茎が腫れて噛むと痛む場合があります。
ですので、その痛みは本当に虫歯なのかをしっかりと診断する必要があります。
人の癖はなかなか見抜きにくいですが、きど歯科は歯だけにとらわれず、1つの臓器として診査診断しています。
癖を指摘され、自分自身で噛む癖をコントロールできるようになれば、今まで謎の痛みに対処することができるようになります。
『あっ、噛みすぎていた!!』と気づき、自分で痛みを回避できるようになれます。つまり、痛みと上手く付き合うことができます。
先ほどの『炎症』に関しては、歯周病の治療をしたり、根っこの治療を行うことである程度コントロールできます。
しかし、力に関しては、全く治療介入できない分野になります。癖に関しては歯科医院での指導を受けるしかありません。それをお家に持ち帰り、実践していくしかありません。
そして、先ほどの『痛み=炎症+力』の炎症と力の要素を小さくしていくことで痛みを軽減していくのがきど歯科の治療方針の1つになっています。
いかがでしたか?なかなか解決しない痛みでモヤモヤされてはいないでしょうか?もしお困りのことがありましたらきど歯科をご用命ください。
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皆様のご来院をスタッフ一同”笑顔”でお待ちしております。