こんにちは、きど歯科です。

 

今回は、歯石取りは毎月必要なのか??についてお話ししようと思います。

 

そもそも歯石は最短で1週間ほどで付いてしまいます。(※)諸説あり。)そう思うと、毎週歯石取りをしなければいけないのかとなってしまいます。

 

実は、歯石には細菌はいません。元々は歯垢が石灰化した、いわゆる『化石のような物』です。ですが、歯石に新しい細菌が住み着き、歯茎を腫らし、歯石を増大させます。歯石は歯茎の中に入り込み、歯茎を壊していきます。よって、歯石が付いていても、歯垢をしっかりと落としていれば歯周病はコントロール可能になります。もちろんない方が歯磨きもし易いし、汚れも付きにくいので落としておいた方がよりいいという訳になります。

 

どちらかというと、細菌を減らしておくことの方が重要です。細菌が少なければ、歯石もそもそも着きにくくなります。一度しっかりと落としておく事、歯垢が着きにくい環境ができていれば、細菌のコントロールは比較的容易になります。

 

歯茎の中にいる細菌は一度除菌を行うと2ヶ月前後で入れ替わります。そのタイミングに合わせて除菌を繰り返していけばコントロールし易くなります。しかし、全員にこれが当てはまることはありません。左右するのは『生活習慣』です。細菌が元気になる生活習慣を繰り返せば、2ヶ月以内に細菌は再び活発になります。

 

きど歯科では、位相差顕微鏡を用いて細菌の活動性を毎回検査しています。これを見て、磨いているつもりでも磨けていなかった現実を目にして、『また頑張ろう!』と思ってもらえるし、2ヶ月では心配だから1ヶ月で除菌してほしいと言われる患者さんもおられます。大切なのは、自分自身でこの細菌を何とかしようという気持ちです。

 

ただ、言われて来ている場合は続きません。そして、自分自身でどのくらいの間隔であればメンテナンスに行けるかを自問自答する必要があります。あくまでもこちらの意見は2ヶ月です。心配であれば1ヶ月、継続するのが疲れてしまい易いようならば3ヶ月といった具合に自分で調整していただければいいと思います。

 

人から言われたことはなかなか続きませんよね?でも、自分で決めるから続ける事ができます。そこも大事にしています。どちらかというと最後はここに行き着くように思えます。

 

ところで、以前にもお話しした細菌が元気になる生活習慣は…

①歯磨き

②糖質摂取

③水分摂取

④体調管理

の4つが鍵を握ります。メンテナンスに通われている患者さんはこの4つにフォーカスして生活習慣指導を行なっております。

 

そして、根本的に歯石を着きにくくする方法は歯がいかにツルツル・滑沢であるかがポイントです。これにはある方法をするのですが… 。気になる方はきど歯科をご用命ください。

 

スタッフ一同お待ちしております。

きど歯科