こんにちは、きど歯科です。

 

今回は、『波のある歯の痛み』に関してお話ししたいと思います。

 

そもそも『歯の痛み』は大きく分けて3つあります。

 

①虫歯による痛み

②歯周病や力の痛み 合わせて『歯原性疼痛』

③歯ではない痛み 『非歯原性疼痛』

この3つに分類されます。

 

①は『温度差』、『甘み』による刺激により痛むケースです。これは『刺激』がなければ痛むことはありません。

 

②は歯の痛みではありますが、『波』があります。体調不良による細菌の活発化と噛みすぎによる負荷の掛かり過ぎによって痛みます。

細菌の活発化により、歯茎が炎症を起こし、痛みに繋がります。そこに力が掛かり過ぎることにより、痛みが増長します。力は毎日のことで、常に掛かります。つまり、噛み癖です。噛む癖により力の集中が起きます。そこに、体調不良が重なり、痛みが発生します。

 

これの解決法は、力の集中を避けることです。痛みが起きている時は『歯が噛まないで!!』と訴えているのです。つまり、歯の休息があれば次第に治っていきます。加えて、細菌の活動を抑えておくことでさらに痛みは沈静化します。その方法は『除菌』です。きど歯科では『除菌』に注力したクリーニングを行なっていますので、細菌の活動は沈静化しやすくなります。加えて抗生剤の服用によりさらに抑え込む事が可能です。そして、しっかりと体を休めてください。

 

この細菌と力のコントロールを行うことで痛みのコントロールをしやすくなります。

 

③の非歯原性疼痛は主にあたかも歯が痛いかのような感覚になる時があります。よくあるのが、『筋肉痛』です。これは、筋肉痛が原因になる事が多くあります。

 

筋肉痛??と思われるかもしれませんが、『噛み癖』によってほとんどこの痛みが現れます。つまり筋肉の使いすぎにより、筋肉が凝って起きてしまいます。『下の奥歯の辺が痛い』とか『耳の下が痛い』と言われる方がこれに当たる場合が多くあります。噛むことを自制できれば治り易いですが、そうもいかない場合は、『マウスピース』を使用することで抑制しやすくなります。あとは、マッサージです。 よく分からずに行うのは危険が伴う場合もありますので、きど歯科に来院された際にご指導させて頂きます。

 

これにはある意味『波』があります。それは疲労やストレスの蓄積でしょうか?繁忙期が重なることにより、『歯軋り・食いしばり』をしてしまうことで痛みが起きます。これは、レントゲンでは全く診断することはできません。対象はあくまで『筋肉』です。レントゲン・CTでは筋肉は見えません。MRIでは筋肉は見えますが『凝り』を診断する事ができません。生活習慣をしっかりと『問診』し、筋肉を『触診』する事で診断する事ができます。

 

いかがでしたか?以上の内容はあくまでも私の頭の中で診断するためのフローチャートの一端です。『周期的な、波のある痛み』を感じておられる方はきちんとした禁断が必要です。お困りの際にはきど歯科をご用命ください。

きど歯科