こんにちは、きど歯科です。

 

本日は、長期的な噛み合わせ変化について記載します。

 

そもそも噛み合わせは変化するのか?その答えは…はい、します。例えば、総入れ歯を入れた患者さんに噛み合わせの調整を施したとします。左右バランスよく調整しますが、半年〜1年単位で経過を診ていくと、そのバランスは変化していくのです。

 

患者さんに言わせてみると、最近噛みにくくなったと言われる事があります。そのの場合に噛み合わせのバランスが崩れているので、調整の必要があるのです。

 

では、なぜバランスが変化してしまうのか??これは、『噛み癖』にあります。噛み合わせをチェックしていれば、噛み癖側に『噛み合わせの集中』が起きている事に気づきます。それを崩して左右に振り分けます。これをバランス調整と言います。

 

しかしながら、この調整も『噛み癖』が存在する限りバランスは崩れてしまうのです。ですので、噛み合わせの調整は治療ではなく、あくまでも対処でしかありません。1番の治療と予防は『両噛み』です。両方でバランスよく噛む事で、左右のアンバランスは生じにくくなります。

 

噛み合わせのチェックをしていると、過去に患者さんがどのような食事をされていたかすぐに分かるようになります。患者さんは『何で分かったの??』と目を丸くします。このように、入れ歯に限らず、その他の治療でも噛み合わせの経過観察は必要なのです。

 

いかがでしたか?治療の後に噛み合わせをしっかり経過観察することも、お口の健康を保つ為にとても重要な事です。歯周病の継続管理では噛み合わせの心配な患者さんは定期的に確認しています。長くお口の健康を管理したい方はきど歯科をご用命ください。

 

 

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