こんにちは、きど歯科です。

 

本日は、きど歯科にマイクロスコープと呼ばれる、医科でいう脳外科や心臓外科で使われる顕微鏡が導入されます。

 

そんな顕微鏡を歯医者さんで何に使うのか??と疑問に思われる患者さんもおられるのではないでしょうか。

 

主に使用するのは根管治療(根っこが膿んでしまっている歯の治療)、深い虫歯の治療に用います。※)その他使用目的は多岐にわたります。

 

なぜそこまで精密な治療が要求されるのか??それは治療する対象が小さいからです。歯の根っこには細〜い管が通っています。それはなんと1ミリ以下!!いわゆる針の穴を通すよりも精密な処置なのです。

 

その処置を裸眼で行うのは…目隠しで針の穴を通す事をしているに等しいです。そして、なによりバクテリア(細菌)の存在です。

 

精密な根っこの治療を行う患者さんにはラバーダムと呼ばれるゴムのマスクを治療対象の歯に掛けます。すると、その歯だけが露出して、周囲から唾液が入ったり菌が入る事を防止します。ラバーダムなしではせっかく綺麗にしても再感染する可能性があるのです。

 

きど歯科では今までそのような事をしなくてもいいような消毒の配慮を行なってきましたが、マイクロスコープを使用するにあたって、もっと精度の高い治療が出来るようにラバーダムの併用を取り入れる事にしました。

 

虫歯治療も同じです。特に大きな虫歯で、取り切ろうとすれば神経にばい菌を押し込んでしまうケースがよくあります。その場合にラバーダムを行わないと周囲からばい菌を呼び込んでしまい神経を感染させてしまうのです。それに加えてマイクロスコープを使用すれば虫歯の除去精度を最大限発揮する事が出来ます。

 

神経を取ってしまえば歯の寿命がグッと短くなってしまい、健康年齢に寄与出来なくなります。

 

ここで、健康年齢というワードが出ました。これは、人が健康に暮らすことの出来る年齢です。人は誰しも長生きしたいものです。しかし、長生き出来ても健康でいられなければ意味がありません。

 

皆さんは奥歯をどんな事に使いたいですか??こんな質問をして????と思われる方がほとんどだと思います。しかし、これに考える事ができる患者さんは将来健康に暮らせる可能性が高いと言えます。

 

奥歯はどんな治療がいいですか??という問いに対して、見えない奥歯だから銀歯でいいわ…奥歯だから保険でいいわ…というワードよく耳にします。

 

では、皆さんは、奥歯でどんなものを噛みたいですか??と問うと、『硬いものをしっかり噛みたい』とほとんどの方は言われます。『しっかり噛みたいのに精密でない治療でいいですか??』と問い直すと患者さんはフリーズします。『ちょっと待ってください、しっかり噛みたいので精密な治療がいいです!!』と考え直すのです。

 

つまり、患者さんの思う治療とこちらの考える治療は矛盾する事が往々にしてよく起きます。患者さんが真に悩んでいることは何か?この真意を問う質問をする、患者さん自身はどうなりたいのかをカウンセリングするのがきど歯科のカウンセリングです。

 

自分の歯でしっかり噛んで健康に暮らしていきたい、健康で長生きしていきたい、そうお考えの患者さんのサポートが出来ればときど歯科は考えています。もし、些細な事でも結構です。御自身のお口にお悩みがあればきど歯科をご用命ください。最新のマイクロスコープ治療で歯を長持ちさせるご提案が出来ればと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

きど歯科