素朴な疑問
こんにちは、きど歯科です。
インターネットで歯医者を検索している方の多くに、『噛むと痛い』、『神経が死んでいるのに痛む』、『噛むと耳が痛い』などのワードが多く見られましたので、今回記載させていただきます。
まず、『噛むと痛い』について記述します。
噛んで痛む部分は患者さん自身は歯が痛いのですが、実際には歯の周りの『歯根膜』と呼ばれる組織が痛んでいます。
痛む理由は3つあります。
①歯周病
歯茎の炎症につられて歯根膜も炎症を起こします。
⇒治療法は歯周病治療・セルフケアが必要です
②根尖生歯周炎(根っこの先端の炎症)
歯の中にばい菌が入り込み根っこの先端で炎症を起こし痛みが出るというものです。
⇒治療法は歯医者での根っこの消毒が必要となります。
③噛みすぎ
これは文字通りです。噛む癖が引き起こすものです。歯周病を併発していると余計に痛みます。
⇒治療法は噛むことを緩めること。痛いのは『噛むのをやめて』と歯が訴えているからです。そこをなんでだろうと噛み続けると余計に痛みます。
患者さんの多くは虫歯で噛むと痛むと思われがちですがそうではありません。きちんとした診断を行えば問題なく解決します。しかし、噛みすぎに関しては、自制心がなければ絶対と言ってもいいほど解決しません。
『癖なので』と言われればそうかもしれませんが、噛みグセは本当に厄介です。訓練を積み重ねないと痛みは再発しやすいのです。
いかがでしたでしょうか?『噛むと痛い』と一口に言っても様々な理由があります。お困りの際にはきど歯科をご用命ください。
次回は、『神経が死んでいるのに痛む』について記述させて頂きます。