唾液が出なくなる病気、唾液を出しやすくする方法
おはようございます、きど歯科です。
先回に引き続き唾液のお話をしたいと思います。
まずは唾液が出にくくなる病気を列挙します。
①唾液腺そのものの病気
・ばい菌やウイルスによる感染
・唾石という石が出来て、唾液の出る管が詰まってしまう
・唾液腺にできる良、悪性腫瘍
②全身疾患
・シェーグレン症候群:自己免疫疾患で、唾液や涙、胃液を出す分泌腺が壊されてしまって、
出なくなる病気。
・糖尿病:糖を含んだ尿を体が薄める為に水分を多く消費する為に唾液が出にくくなります。
・脳血管障害:いわゆる脳梗塞や脳出血で運動障害(構音、嚥下障害)が起きた場合、唾液腺への刺
激が減ってしまい、結果唾液が減る。
または、唾液を出すための神経そのものが障害されてしまう場合があります。
③飲み薬による副作用
・薬:『抗コリン作用』といって、唾液を出すためのホルモンが飲み薬によって邪魔されてしまうこ
とがあります。そういった作用を持つお薬は多々あり、注意が必要です。お薬手帳に記載され
ている場合もありますので、確認してみてください。
④その他
・放射線治療:顔、首、口の中などにガンが出来てしまい、放射線治療をした後に、唾液腺が障害を
受けて唾液が出にくくなることがあります。
・ストレス:これは、先ほどの緊張状態になれば交感神経優位になりますのでなりますのでネバネバ
した唾液が多くなり口渇感(乾き)を感じやすくなります。
・サルコペニア:何やら聞きなれない言葉かと思います。筋肉量の減少という意味です。筋力の低下
が唾液腺の刺激を減らして分泌が減るという仕組みです。実は30歳位から
筋力低下は始まっています。いわゆる『歳のせい?』という言葉ではないのです。
・口呼吸:これは、以前のブログにも載せましたね。
さぁ!!次は唾液を出しやすくする方法へ!!と思いましたが、意外と原因が長くなってしまいましたので、次回にいたします(笑
お口の乾きが気になる場合は、きど歯科をご用命ください。
安城市 きど歯科 0566-95-2360