なぜ着色がつくのか?!
おはようございます、きど歯科です。
先回のPMTCに伴い、着色についてお話したいと思います。
みなさん、コーヒーや紅茶など飲まれるのではないでしょうか?カフェインを採りたくない方はルイボスティーをお飲みになっているかもしれませんね。
1日にたくさん飲まれる方もいるでしょう。するとどうでしょう?歯の黄ばみが気になったりすることはないですか?
歯をしっかり磨いたつもりでもなかなか落ちないですよね。市販の着色を落とす類の歯磨き粉でガシガシ磨いていませんか?実は、歯には小さい穴が空いていて(もちろん歯ブラシは届きません)、そこに色が入り込んでいるのです。もしくは研磨材等で歯に目に見えない傷を作ったりしてそこに色がついてしまっているのです。
話を総合すると、歯の着色は大きく分けて2つ。①歯の中への着色、②歯の表面への着色があります。例外的に、虫歯治療をして白いプラスチックを詰めた歯の詰めたところのみが黄ばむ事があります。
治療部位の着色は再研磨をするか、詰め直しをする事で解決できます。
歯そのものへの着色は原因によって手段を考えないと解決できません。
エナメル質へ着色が起きてしまった場合は、ホワイトニングで解決できます。しかしながらこれも適応症をしっかり精査しないと解決できない事があります。
それは歯の構造にあります。歯の最表層はエナメル質を呼ばれる人体の中でもっとも硬い組織に守られています。そのエナメル質に限局した着色であれば、ホワイトニングで解決できます。
しかし、その下にある象牙質と呼ばれる組織はもともと黄色味がかった色をしていますので、その色が強すぎたりして気になっている場合は、ホワイトニングでも綺麗になりません。つまり、ホワイトニングはエナメル質のみへの作用に限定されています。ですので象牙質にはあまり作用しません。
もし、その色が気になる場合はセラミック等の審美治療が必要となる可能性があります。そこまで話が波及すると、そこまでやらなくても…といった気持ちになります。
あと、もう一つ起きるのは神経をとった歯がだんだんと着色してきたご経験はないですか?
これも理由があります。歯の神経を取る際に血管も除去します。そうすると、わずかですが出血します。歯の中は綺麗に洗浄・消毒するのですが、稀に血液成分が残ってしまって、歯の内側から着色を起こす事があります。
そうしたら、ウォーキングブリーチといって、歯の中に漂白するお薬を入れてホワイトニングする方法もあります。
しかし、きど歯科では、歯の質・強度を弱体化する要素と捉えています。やったはいいが歯が折れてしまったなど、がっかりする結果を招く恐れもありますので行いません。
さて、②の歯の表面に出来た傷による着色は基本的には専門的な研磨剤を使用する事で綺麗に落ちます。しかし、再び出来た傷を修復しなければいけません。そこで登場するのがPMTCです。
恥ずかしながら、私は市販の研磨材でガシガシ磨いておりました。その結果歯に傷を作ってしまい、そこへ新しい着色を呼び寄せていました。
現在は当院の歯科衛生士によるPMTCによって着色を落として、トリートメントペーストで傷を修復しました。
ホワイトニングやPMTCを行なってこれからまた着色して欲しくない人への予防法もあります。それは…当院にて!!
いかがでしたか?ご自身の着色はどれに該当しそうですか?もし自分に合ったホワイトニングが分からなくて歯の色が気になったままになってはいませんか?歯が白くなると笑顔にも自信が持てる事があります。
もし、気なる事があればきど歯科をご用命ください。
安城市 きど歯科 0566-95-2360