こんにちは、きど歯科です。

 

今回は、PMTCについて記載します。

 

略名称は、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略です。訳すと、『プロによる、機械的な、歯の、清掃』です。まんまですね。

 

これは近年浸透してきた言葉です。実際に何をしているのかというと、歯の表面の清掃ですが、深いく考えていくと、予防の意味合いが強くなります。

 

歯の表面にはバイオフィルムといって、『排水口のぬめり・細菌の塊』のようなものが付いています。これは、歯ブラシや薬では決して取る事ができません。それがあるがために歯周病が進行し続けます。

 

そのバイオフィルムを剥がして、再付着しにくいようにするのがきど歯科の考えるPMTCです。つまり、予防です。病気に対しては治療できるのですが、予防のために保険が適応されません。

 

よくある着色落としは、患者さん目線でいくと、『着色を落としてくれて綺麗になった!!』となりますが、ここに落とし穴があるかもしれません。

 

そもそも『着色は病気かどうか』です。着色は嗜好品を摂取し続けた結果、起きるものです。ですので、風邪のような病気とは少し違った意味合いになります。

 

着色のみを落とすには研磨剤の入ったペーストでこすれば簡単に落ちます。しかし、この研磨剤を使用する事で、歯の表面には細かい傷ができてしまい、着色を取ってはまた付着するスパイラルを繰り返す事になります。そして、バイオフィルムをまとったままになり、歯周病の進行を抑える事ができません。

 

きど歯科では、その研磨でバイオフィルムを落とした後に、歯と同じ成分のトリートメントペーストを使用して歯にできた傷を修復してツルツルに仕上げます。そうする事でバイオフィルムの再付着を起きにくくしています。

 

そこで、興味的なデータがあります。

 

実はヨーロッパの予防先進国では、このPMTCを2、3ヶ月に1度受けています。そのために、80歳の時点で90%の人が25本の歯を残しているのです。そして驚くべきは、1日に平均0.9回しか歯磨きをしていないのです。

 

これは本当に驚きです。しかし、日本では安易な研磨を定期検診で繰り返しているために、バイオフィルムを剥がずににどんどん歯を失っているのです。

 

しかし、安く、手軽に、白くといった3点セットが揃えばみんな手を出すかもしれません。しかし、物事には本質があります。本当に、真剣に歯を残したいとお考えの方にはきど歯科の予防の考え方があっているかもしれません

 

これから歯を失いたくないと真剣にお考えの方がいらしたら、是非きど歯科をご用命ください。

 

安城市 きど歯科 0566-95-2360

きど歯科