唾液検査を導入して
こんにちは、きど歯科です。
みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?昨日は突然寒くなり今日は暖かい…体調管理も気をつけてください。
そんな中、体調を崩されてしまうと、お口の環境も悪くなりやすくなります。
きど歯科では、最近導入された唾液検査は、何も痛みのないお口の環境を、体調悪化からくるお口の変化を数値で教えてくれます。
検査を進めていくと面白い結果が見えてきました。
まずは虫歯菌の数です。
『数』と聞くと必ず虫歯菌はいると思いますが、なぜか『0』という結果が出るときがあるのです。
???と思いませんか?これは、検査の性質上出てしまうのです。この検査項目は、虫歯菌が『糖質』を『酸』に変えるための酵素『レサズリン』を測定しています。
つまり、虫歯菌がいてもお口の糖質が無い、もしくはほぼ無いという状況下であれば検出されません。しかし、もう1つの『緩衝能』という唾液の能力の1つである、酸性環境をアルカリ環境にする数値が低い、つまり酸性環境が長続きしてしまう環境下であれば、糖質の摂取をきっかけに虫歯になりやすくなってしまいます。
あとは『口臭』です。口臭の8割程度はお口由来です。ほとんど歯周病からきます。検査項目の中には『歯周病』に関するものがあります。この項目で歯周病のリスクが低いと判定されてしまうとこれまた???になります。
しかし、口臭には『生理的口臭』というのがあります。これは時間の経過とともにお口には『アンモニア』が増えてきます。これを検出してしまいます。
これらの数値的矛盾はこのように説明がつきます。
お口の環境はこのようにほんの少しの変化で変わってしまうとてもシビアな環境です。以上のように唾液検査を紐解いていくと様々な事が分かってきます。
きど歯科では、この唾液検査や顕微鏡でのバイオフィルム検査を行なってお口からくる『未病』を予防することに取り組んでいます。
お口の検査はきど歯科をご用命ください。