みなさん、こんにちは! 安城市の歯科医院 きど歯科の院長・木戸亮太です。

 

本日は、噛み合わせのセミナーに参加してまいりました。

 

歯ぎしり、食いしばりの多くはストレスや噛み合わせの平坦化の為に行っている説があります。しかし、中には説明のつかない内容もあります。

 

それは『睡眠時の呼吸確保』の為です。

 

最近眠れていますか?猛暑で暑くて寝苦しい上に、朝起きた時に寝足りないような、だるいような、なんてことはありませんか?いびきを指摘されたことはありませんか?

 

もしかすると、睡眠時にうまく呼吸が出来ていない可能性があるかもしれません。

 

成人では20代後半から筋力の低下が始まり、睡眠時に舌が落ち込み、気道(空気の通り道)を塞いでいる可能が上がり始めます。働き盛りの方には睡眠不足は致命的と言えるかもしれません。

 

実はそれが小児から始まっているかもしれないのです。

 

それは食事の摂り方や授乳の方法にあります。最近、共働き世代が増加しているのもあり、人工乳のお子さんが増えてきています。哺乳瓶は比較的吸啜しやすいように出来ています。その為、お口周りや舌の筋肉が育ちません。それがその後の成長に関わってきます。

 

舌の筋肉が育たないと、鼻呼吸、歯並びに影響します。口周りの筋肉が育たない場合は口がポカンと開きやすく、出っ歯になりやすくなります。

 

食事では前歯を使用しなくてもいきなり奥歯で噛めたり、下手をしたらただの流動食で飲むだけの食事のこともあると聞きます。

 

つまり、全く歯を使わない食事を与え続けた為、どんどん退化していっているのです。ここからはある種の説になりますが、歯を使わない生活をしている為、遺伝子が歯を必要としないと判断し、歯の数が少ないとも言われています。

 

歯をしっかり使った食事は、『かぶり付く食事』がいいとされます。例えば、スティック状の食べ物、とうもろこし、りんごの丸かじり、刻まれていない食べ物がいいとされています。一口大の食べ物は、良かれと思って与えますが、お口の発達には阻害でしかありません。

 

一口大は子供自身で決めて食べるので、詰まらせないように『見守る』ことの方が大切と言えます。

 

そういったことを通して、口周りの筋肉が育つことによって自然に歯は並ぶそうです。

 

話は『睡眠障害』に戻ります。舌の筋力不足が子供の睡眠障害も生んでいるそうです。

 

まだ、多くの授業が残っているので、随時報告してまいります。今年中には授業をコンプリートするので、しばしお待ちください。

 

いかがでしたでしょうか?今や子供を歯医者に通わせるのはフッ素を塗るだけには止まりません。それだけではむし歯以上の問題が生まれ、将来的に後悔するかもしれません。

 

お子さんの発育にご心配の親御さんはきど歯科をご用命ください。

きど歯科