季節と歯周病菌
みなさん、こんにちは! 安城市の歯科医院 きど歯科の院長・木戸亮太です。
最近、とても暑い毎日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
外はもちろん、屋内でも屋内でも熱中症への注意喚起が叫ばれています。
当院にて歯周病の継続管理中の患者さんに最近の生活習慣を伺っていると、常に水分を摂取もしくは口に含んでいるということでした。
顕微鏡で確認してみると、お口のばい菌の活動性がやや抑えられている方が多く見られました。磨き方は特に変えていないとのことです。
もちろん、プラークを落とすことはもちろん大事ですが、体やお口の中にしっかり水分があることも大事な要素です。
唾液や水分が多ければ、お口の中に『淀み』がないと言いますか、ばい菌が増えにくい状況にできるメージがしませんか?やはり理にかなっていると思われます。
汗をかく環境にいれば、水分を失っている感覚があります。しかし、屋内ではしっかり冷房が完備されている環境が多いため、渇きを感じにくい方もいます。
そういった方はお口のばい菌が増えやすい環境と言えるでしょう。ですので、しっかりと水分摂取を行って下さい。経口補水液の話を先日しましたが、あれは、糖分が含まれているため、飲みっ放しでは、ばい菌の増殖を助長させますので、最後に水、または麦茶やほうじ茶でうがいもしくは流し込めばいいかと思われます。
間違っても緑茶を飲んで流すのはやめていただきたい。緑茶は利尿作用が強いので逆に水分が失われます。高齢の方は昔から緑茶を飲む方が多いので、気をつけて頂きたいと思います。
まだまだ夏はこれからが本番です。体調の管理がお口の管理にも繋がりますので、是非ともご参考にしていただければと思います。