歯茎の黒ずみって何で起きるの?
こんばんは、きど歯科です。
今回は、歯茎の黒ずみに関してお話したいと思います。
歯茎の黒ずみには3種類あります。
歯茎全体にメラニンと言われる物質が沈着してしまう場合、被せ物の金属イオンが沈着してしまう場合、歯周病の場合があります。
メラニンは、メラニン細胞が生み出します。いわゆる日焼けした時に皮膚が黒くなる原理です。これが歯茎にも起きます。
タバコを吸われる方によく起きます。タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質がメラニン細胞を刺激して黒くなりやすくなります。タバコは血管を収縮する作用もあり、血流が悪くなりやすく歯周病を進行しやすくなります。
その歯周病も歯茎を黒くさせます。歯茎が腫れていると赤黒いような色に変化していきます。その際には、きちんと歯周病治療をして行く必要があります。
治療としましては、歯茎をフェノールという薬剤を使用して歯茎の黒ずみを一枚剥がすような、いわゆるピーリングのようなことをします。ピーリングをされた方はお分かりになるかと思いますが、独特のヒリヒリ感があります。
もしくはレーザーで焼くといったところでしょうか。
被せ物で黒くなってしまう場合は、基本ん的に歯を治す際に使用する金属が原因になります。歯に使用する金属は、メタルコアと呼ばれる金属の芯棒と被せ物自体の金属です。
長年金属が歯の中に入っている場合に金属イオンが歯に沈着しそれが段々と歯茎に出ていって黒くなる原理です。
金属の使用を中止しても治りません。これはメラニンによるものではないのでピーリングは効きません。それこそレーザーで焼くか、歯茎を切り取り、自分の歯茎を移植するのが治す方法かと思われます。
それを聞いてやりたいと思われる方はほとんどいないでしょう。ですので、被せ物をする時点で金属を使用しないほうが妥当でしょう。
金属でない被せ物は保険適応ですと、CAD/CAMと言われる白い被せ物があります。使用できる場所が限定されていて、前歯には使用できません。前歯で金属を使用しない被せ物はセラミックを使った被せ物しかありません。
ですので、きど歯科では将来的に見た目を気にされたい方には、事前にしっかりとカウンセリングで相談させていただいています。もし気なる場合はご用命ください。
安城市 きど歯科 0566-95-2360