おはようございます、きど歯科です。

 

今回は小さいお子さんの口周りの怪我についてお話ししたいと思います。

 

歩き始め〜3歳位まではとても転びやすいですよね?ちょっと目を離したすきに転んじゃった!なんてことはしばしばあるかと思います。

 

口は体の中で一番前にあり、ぶつかりやすい場所になっています。

 

ですので、唇切ったとか、前歯ぶつけた、さらには前歯が折れた・抜けちゃったなんてことがよく起こります。

 

目を離した時に限って転びますよね。しかし、歩き始める前にあることをすると転倒予防になります。

 

それはハイハイです。この行動はつかまり立ちの前に行っていることが多いです。これで、腕力を鍛え、転んだ時にちゃんと手を着くことができるようになります。

 

これで顔面をぶつける怪我をある程度予防できます。

 

あと、もう一つ大事なのは首です。ハイハイをする時に必ず顔を上げますよね。これが大事で、背骨はS字に湾曲しています。そのS字を作ってくれると言われています。

 

このS字があるおかげで、首にかかる負担を軽減してくれています。逆にS字がないとどうなるのか、それは肩こりや腰痛などにもつながります。いわゆるストレートネックと言われるものです。

 

ですので、『立つの早いね!』というコメントは実は将来的に体の不調を訴えやすい体になってしまう危険性、可能性をはらんでいますので、ハイハイを十分にさせてあげるといいでしょう。

 

話はそれましたが、お口にけがをしてしまった場合の対処が幾つかあります。

 

①歯が折れた、抜けた

これは、一番急ぎの処置になります。どちらにせよ痛いのは間違いありません。そして、特に急ぎなのは抜けてしまった場合です。抜けてしまって、一度外に出てしまったものは綺麗に洗って、それから牛乳、スポーツドリンクに漬けるといいでしょう。そして、歯の根っこはあまり触らないようにした方がいいです。

学校で抜た場合は、『生理食塩水』といわれる、体液に近い液体が用意されていれば、一番条件がいいでしょう。

 

②折れてしまった場合はとにかく急いで来てもらって、神経を取るか、プラスチックで修理するか、形を整形するかのどれかになるでしょう。

 

③ほっぺた、くちびるを切ったなど

基本的には自然治癒を待つケースが多いです。縫ったりするしょちはあまりないように思います。しかし、怪我をしたてのときは血まみれになっていて慌てふためいてしまうでしょう。ですので、落ち着いてまずは歯科医院に行って診てもらいましょう。

 

④歯をぶつけた

折れたり、抜けたりしていない時は基本的に経過観察します。実は、ぶつけたあとに歯の神経が死んでしまうことがあります。死んでしまうと歯の色がどす黒くなります。そうなっても、そのままでもいいケースがあります。それは、歯の中にばい菌が入っていない場合です。そうなれば、そのまま放置をしていても問題ないです。

もし、歯茎にニキビのようなできものができてしまったらばい菌が入ってしまったサインですので治療が必要になります。

もし、運がいいと、歯の中に血流が再開して神経が復活するケースもあるので、半年以上は経過を追う必要があります。

 

もし、怪我をしてしまった後など、ご不安に思うことがございましたらご用命ください。

 

安城市 きど歯科 0566-95-2360

きど歯科