虫歯、歯周病の根本 part3
こんにちは、きど歯科です。
歯周病の話の続きをします。
歯周病の菌が増える理由に関してお伝えします。
基本的には歯垢の放置が菌の増殖を促します。あとは、①体の免疫系、②唾液の量、③汚れが取れやすい歯並びか、④汚れが付きにくい歯の構造か、などが考慮されます。
まずは①。免疫は体が元気かどうかです。健康であれば、免疫である程度は抑えることが出来ます。40〜50歳位で大体の方に免疫の低下が起きてきます。その時に免疫の低下に負けないように歯磨きが出来ていれば大きな問題は起きにくいと考えます。
②唾液の量は、水分の摂取や持病、唾液腺マッサージに関しての記載があったと思いますので、そちらを参考にしてください。
あと、大事なのは唾液を減らしてしまう習癖があるのです。
それは普段から口で息をしてしまう『口呼吸』という癖です。これはかなり厄介です。口で息をしているとどうなるかをお話します。
普段は唾液で歯垢はふやけています。しかし、口呼吸を持っている人は歯垢がこびりついて固まりやすくなっています。歯石も出来やすく、しかも通常の歯石よりも硬いのです。
以上の流れで、口呼吸は歯周病を助長させてしまいます。この場合の対策は、水分摂取を普段よりも増やす必要があります。摂取の方法も過去のブログに掲載させていただいています。あと、マスクをして寝るようにするとか、口の中になるべく水分を止まらせるように心がけていただきたく思います。
③の歯並びはシンプルです。歯並びが悪ければ、磨きにくく汚れが残りやすいのです。それには矯正治療で対応するか、気合いを入れるかですね。
④歯の構造は基本的に何も治療していない歯が歯周病になりにくいです。しかし、歯にはバイオフィルムと呼ばれる『ぬめり』があります。それが有る限り、歯周病のリスクは継続してしまうでしょう。
きど歯科にはPMTCと呼ばれるバイオフィルムを剥がして、その後の歯のトリートメントケアをする特別な方法がありますので、ご興味がありましたらご用命ください。
安城市 きど歯科 0566-95-2360