こんにちは、きど歯科です。

 

本日はレントゲンで検出しにくい歯の異常についてお話ししたいと思います。

 

レントゲン検査は、歯や骨がなくなっているところはレントゲンがスルーしてしまい、『映らない=空洞』ということを利用して診断に使用しています。

 

つまり、歯の空洞は歯が溶けている=虫歯、骨の空洞は骨が溶けている=歯周病や根っこの炎症(根尖性歯周炎)という診断になります。

 

レントゲンで検出出来るほどの虫歯や歯周病、根尖性歯周炎であれば診断可能です。実は、そこまでのサイズにまで至っていない、軽度の病変であれば診断が正確には出来ないということになります。逆に、診断できない病変はそのほかの疾患に可能性があります。

 

『虫歯と言われていないが歯が痛む』という主訴で来院される患者さんは多くおられます。そのほとんどが『噛みすぎ』、『歯茎の炎症』と言ったレントゲンで分からない事が多くあります。

 

症状はないが、『虫歯でないと言われたが心配』という主訴に対しては、レーザー診断が有効です。きど歯科には『ダイアグノデント』と呼ばれるレーザーで虫歯を診断する機械があります。実は虫歯のレントゲンでの検出率は67%と意外に低い事が分かっています。このレーザー検査は90%とかなりの高確率で小さい虫歯でも検出出来ます。しかもそれを数値で知らせてくれ、ある一定数を超える検査値であれば治療介入が必要であると知らせてくれます。
※)歯と歯の間の検出率は下がります。

 

虫歯で凍みるほどになれば、かなりの進行が予想されます。痛みの無いうちに診断を受けたらすぐに治療をする事が望ましいと思われます。

 

しかし、これらの診断はあくまでもこちらの主張でしかありません。あくまでも疾患の持ち主は患者さんで、治療するかしないは患者さんの判断に委ねられます。心配であれば治療すればいいと思います。

 

きど歯科で診断を受けた際には診断表・治療方針を提示し、患者さんが自ら選んで治療に臨んで頂いています。他院にてご自身の受けた診断に疑問や心配事があればご助言できますのできど歯科をご用命ください。スタッフ一同心よりお待ちしていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

きど歯科