こんにちは、きど歯科です。

 

本日は、顕微鏡検査の結果についてよくあるパターンについてお話ししたいと思います。

 

顕微鏡検査を希望してメンテナンスに来院される患者さんは一喜一憂されている患者さんが多く見られます。

 

結果が悪いと確かに気分は沈みます。しかしながら人間は完璧ではありません。歯磨きも、個人で行う場合はせいぜい90%磨く事ができれば御の字です。その10%に顕微鏡検査の良し悪しが決まってきます。

 

顕微鏡検査で細菌の動きが強くなるかどうかを決めるのは『歯垢の新しい・古い』です。歯垢が堆積していくと、歯垢の中は空気に触れない環境になります。その環境は歯周病菌にとっては増殖に最も好都合な環境になります。歯周病菌は動きの強いタイプが多くいます。顕微鏡画像はとても動きの強いものが多く映ってきます。しかし、これはあくまでも『細菌の活動性』を見る為のもので、菌の量を見ることは出来ません。

 

話は戻りまして、磨き残しの10%が蓄積してメンテナンス〜メンテナンス間に菌が成熟していき、検査で悪い結果が出てしまうのです。

 

ここで、磨き残しを最小限にする努力、清掃補助剤(ポイックウォーターなど)を使用する事によって結果が好転する可能性があります。

 

ですが、みんながみんないい結果を得る事ができるわけではありませんが、心配しなくてもあくまでこれはリスクです。この菌の動きが強いままでいれば歯周病は進行してしまいますが、メンテナンスを受けますので、この時に除菌水で除菌できるので心配入りません。

 

いい結果を得たい場合は、『生活習慣』の是正がヒントになります。しかし、今までずーっとしてきた生活習慣を変えてと言われても、はいそうですねと変えることのできる人は少ないと思います。みなさん歯のために生活しているわけではありません。

 

ですので、まずは定期的に除菌・清掃を繰り返して顕微鏡検査が良くなるかどうかを見極めていきます。うまくいく人であれば、きど歯科のメンテナンスに乗っかればいいのです。ですが、なかなか結果が伴わなくて悩んでおらたら、生活習慣に介入させていただく場合もあります。

 

どの場合でも、除菌をしっかりと行っていくことで歯周病や虫歯のリスクは軽減できます。しかし、この先に待ち受けていくことは、『力・噛み合わせ』の問題です。これが難敵でございます。

 

本日はここまでにします。まず、歯周病定期管理・メンテナンスでお困り、お悩みの場合はきど歯科をご用命ください。

きど歯科