こんにちは、きど歯科です。

 

今回、歯茎の痛みを訴えていた患者さんにCT検査をしたら普通のレントゲン検査では発見できない病気を発見した件についてお話ししたいと思います。

 

以前、歯茎に腫れが出現し、噛み合わせの調整を行った結果、症状が改善し、安堵していたのも束の間。やはり、何となく腫れている感じがすると言っておられました。

 

腫れが出現した時のレントゲン検査は大して膿んでいる感じはしませんでした、しかし、患者さんの訴えには何かあるのだろうと、CT検査をしました。すると、根っこの先の骨が溶けているではありませんか。

 

レントゲンはあくまでもざっくり診断。骨の中は決して正確に分かるものではないという事です。

 

そして、その治療には根の中を消毒するというものです。その消毒には、治療成功率90%のものか、50%なのか、患者さんにはしっかり選んでいただく必要があります。

 

そして、根に詰める薬の性質を考慮すること、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使用することで治療の成功率は大きく変わります。

 

そして、何よりも治療時間。これはバタバタしている歯科医院では決してできないことですが、根っこの治療に1時間枠を3回ほど設けることです。治療に時間をかけることは何にも変えがたいものかもしれません。

 

30分枠と言えど、忙しい歯医者さんなら正味10〜15分程度でしょう。そこを1時間取れれば歯科医師自身もとても満足のいく結果を出しやすくなります。

 

先ほどの成功率90%とか50%とかはあくまで統計です。10分ですごい治療のできる仙人みたいな先生であれば私も苦労はしませんし、いままで出来た事がありません。なので1時間という時間を頂いて今の自分の出来る最高の治療をさせて頂いています。

 

歯の根の治療で悩まれている患者さんはとても多くおられますし、紹介できど歯科に来院される患者さんもいます。

 

きど歯科は長く診療をしていません。不便利かもしれませんが患者さんへの『親切心』や『寄り添い』を大切にしています。もし、お時間にゆとりがございましたら、きど歯科をご用命下さい。

きど歯科