なぜ根っこが膿んでしまうのか? 第二弾
こんにちは、きど歯科です。
今回は、前回に引き続き、根っこが膿んでしまう原因に関してお話ししたいと思います。
前回は神経を取った所までお話ししました。そこまでの間に、ばい菌の排除がしきれずに根っこが膿んでしまうことでした。
その後、半年くらいしてたまたま歯医者さんを変わって、レントゲンを撮影したら、根っこの治療をした直後なのにすでに膿んでしまっていることが稀にあります。
もしくは、歯茎にニキビのようなデキモノが出来てくることもあります。これは膿んでしまった後に骨の中で骨を溶かして外(歯茎)に膿の袋が出来ます。
これは既に根っこの中でばい菌が繁殖している状態になっているので、再治療が必要です。
例えば、5〜10年位経過している症例で、ほんのわずか影が見える程度で、症状もほぼ無ければ治療の必要はないでしょう。
しかし、膿んでいる事実はあるので、聞いてしまったからには治療したいという患者さんもみえます。
もし、再治療という運びになれば被せ物を外させていただきます。被せ物の中には『コア』と言われる歯の土台は入っています。昔に行った治療であれば、ほぼ金属が入っています。それを外すことで根っこの中にアプローチ出来ます。
根っこの中には密閉剤が入っています。それをキレイに除去します。それが非常に難しい処置になります。
きど歯科では通常の範囲では6倍のルーペを用いて密閉剤を除去します。難しいケースでは10倍の最新のルーペを用いて除去します。
そして除去ができればハイター系のお薬で消毒します。そのあとは、強アルカリ性のお薬を用いて根っこの中を持続的に消毒をかけて行きます(状況に応ず:1〜2週間)
消毒が終わったかどうかの目安が、膿の袋が消える、その他の痛みが消えれば消毒完了になります。
しかしながら全ての症例で消毒完了となるわけではありません。それをまた次回にお話ししていきたいかと思います。
根っこの治療でお悩みのことがあればきど歯科をご用命ください。
安城市 きど歯科 0566-95-2360