おはようございます、安城市のきど歯科です。

 

今回は親知らず第2弾です。

 

前回のブログでは抜いたほうがいいというお話をしました。今回はなぜ痛くなってしまうのか、腫れてしまうのかについてお話します。

 

親知らずはまず歯です。歯ですので虫歯になったり、周りに歯茎もあります。ですので、そこに原因があります。

 

では、歯の問題。これは単純に虫歯です。虫歯が進行して神経にばい菌が入ったりすると激しい痛みが出ます。これは、痛み止めも効かないことが多いです。この状態になっている場合は、歯を抜くことが多いです。

 

神経にばい菌が入っているなら神経を取ればいいのでは?とお思いでしょう。しかし、親知らずは向きが真横を向いていたり、奥すぎるので治療は困難が予想されます。治療そのものが上手くいかなかったり、結局再発してしまうことになります。

 

しかし!ここはきど歯科!患者さんに希望を聞きます。それでも抜歯を回避したいという希望があれば、悪くなることを承知で治療はさせて頂きます。

 

次は、歯茎の腫れで痛くなってしまうケースです。これは単純に清掃不良で腫れてしまうケースもあれば、上の親知らずが下の親知らず周りの歯茎に噛み込んで痛くなってしまうケースです。

 

清掃不良で痛い場合は、まずはお薬を飲んで頂きます。腫れを鎮めてからの抜歯もしくは抜歯を回避したければ再度腫れるまで経過観察をすることになります。初めは年に1回しか腫れなかったのが、年に3回も腫れるようになってはいい加減しんどくなります。

 

噛み込むケースは、上の親知らずを抜けばすぐに痛みは治ります。それでもなお腫れてくる場合に初めて下の親知らずを抜けばいいと思います。

 

大事なのは、患者さんが抜く意思を固めることだときど歯科は考えています。歯科医師の『悪いから抜歯をしましょう』はただの押し付けであって、患者さんの意思に反していることが多いです。

 

ですので、メリットデメリットをしっかり説明して、それでも抜きたくなければ抜かない方がいいのです。そこをゴリ押しすると、『歯を抜かれた』という表現になってしまいます。

 

こちらとしては、正しいことをしたかもしれませんが、患者さんにとっては迷惑になっていることも少なくありません。

 

ですので、きど歯科では、きちんと患者さんの希望を聴くことを重視しています。そして、お互いが納得して治療に望んで欲しいと願っています。

きど歯科