こんばんは、きど歯科です。

 

今回は歯医者に行かずとも、誰しもが一度はなったことのある口内炎についてお話ししたいと思います。

 

実は口内炎は様々な原因がありますが、その原因が一致しないこともあり、諸説ありますが原因不明と言われることもあります。

 

よくある口内炎は、粘膜の上っ面が一層剥がれて知覚がむき出しになっているからちょっとの刺激で痛みが出ます。

 

『うっかり噛んじゃった』、『寝不足』『ビタミン不足』『ウイルス感染』『粘膜が生まれつき薄い』、『入れ歯が当たる』などが原因となります。

 

でもいつの間にか治りますよね?しかし、中には勝手に治らないものもあります。それは、根っこが膿んでしまっている時にできる口内炎です。

 

歯の根っこの中の消毒が出来なければ口内炎が消えることはありません。

 

あと、口内炎ときたら塗り薬ですよね?実はあれはステロイドなのです。ステロイドは炎症は抑えますが、口内炎を治しているわけではない事はご存知でしたか?

 

あれは、傷口を保護しているだけで、体があとは勝手に治しているだけなのです。ステロイドを長期使用していると、ばい菌に対して弱くなります。

 

ですので、頻発しやすい人は連用を避けるべきかもしれません。極端な話、ワセリンを塗っても治るという先生もいるくらいです。ですので、患者さんにその旨を説明すると、『あーじゃあ要りません』とほとんどの人は言います。

 

あと、つばで流れてしまいやすく、なかなか患部にとどまらないのも気になりますよね。あれは口の中が粘膜なので常に濡れているのが問題です。塗る前にしっかりテッシュなどで軽く乾燥させて塗ると効果的です。

 

その後全然改善しない場合に初めて投薬させていただいたり、よっぽどの場合は医科に紹介させていただく場合もあります。一番怖いのは『舌癌』です。ですので、歯科医院でしっかりと検査してもらう必要があります。

 

他には歯科治療後に起きる口内炎もあります。歯医者に行けば、ほとんどのケースで麻酔をしますよね?この麻酔が口内炎を誘発することもあります。

 

人によって皮膚が厚い・薄いがあります。お口の粘膜にもそれがあります。粘膜が薄い人に麻酔を打つと口内炎が出来やすい傾向があります。麻酔薬の中には血管収縮薬が入っています。麻酔を歯茎に打つと粘膜は血管収縮薬によって真っ白になります。

 

いわゆる局所的な血行不良になるのです。粘膜が分厚ければ、その分血管も豊富ですが、逆の薄いケースでは血行不良により粘膜の表層が軽い壊死を起こして口内炎になってしまうことがあります。

 

ですので、たまに『治療後に口内炎が毎回できるので麻酔は極力やめて欲しいです』と希望を言われる患者さんもおられます。

 

口内炎も様々な種類がありますので、お気になる場合はきど歯科をご用命ください。

 

安城市 きど歯科 0566-95-2360

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